ATtiny-85のTinyJoyPadをLEGOにおさめる

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 前回、Arduino Unoで試してみたTinyJoyPadをATtiny-85で作ったことの記録です。作例はたくさんあるので、実装例の一つと、LEGOでのケースの記録として。ケースといっても周りをえいえいと固めただけなので「おさめる」とはほど遠いですが。

 ATtiny-85、10月19日現在売り切れ。ずいぶん前に買っておいたものを使っています。クロック20MHz、メモリ8kB、電源電圧2.7-5.5V、GPIO 6ピンです。

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 主要な部品はこちらで、全部秋月電子通商で購入したものです。前回使ったものをほぼ流用。タクトスイッチは色を揃えようと思っていたのですが、こどもにどの色にしたいか聞いたら、全部別の色を選んだので、この組み合わせです。

 写真に写っていない部品としては、抵抗、電池ボックス、コネクタ、です。抵抗は今回は公式HPの数値にあわせましたが、88kΩは手元になかったので、33kΩ+51kΩ=84kΩとしました。なので今回はプログラムを変にいじる必要はなしです。

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 ボタン電池で実装例が多いですが、小さい子供も使えるようボタン電池をさけ、単3,4電池を想定しています。電池ボックス側にスイッチがあれば電源オンオフ可能になるので、その点でも便利です。

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 逆に写真に写っていますが使っていない部品は3.3V出力昇圧DCDCコンバータです。写真のものは単3電池2個のケースでやや大きいですし、持った感触も電池が重いです。なので単4電池1本を3.3Vに昇圧して使う、がサイズ的にいいのだろうと手元にあったXCL102シリーズを使ったDCDCコンバータを使おうかと思っていたのですがちょっと高いので、今回の用途ではまずは不要かなと、ハンダ付けしませんでした。じゃあ、もうボタン電池でいいじゃん、という気がします。こどもも誤飲する年齢ではないのですが、まだボタン電池むき出しは避けたいな、という感じです。とりあえず昇圧せず単3,4電池2本コースで。
 ディスプレイもピンヘッダとかで抜き差しできるようにしようかと考えましたが、浮いた感じになるのと少しぐらぐらするのでもうこれははんだ付けしないと、とすぐに諦めました。

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 特に何も考えずにこのユニバーサル基板で実装したのですが、ぴたっとLEGOのサイズにはまってびっくりしました。

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 ハンダは各部品の足とすずめっきでがんばれるところまで頑張って、あとはポリウレタン銅線でまとめました。スペーサーで少し浮かせています。

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 箱型にしようかと思っていましたが、あまりに基板がぴったりはまってしまったので、下と脇を固めただけでまとまりました。スペーサーが少し邪魔なので、少し工夫して、もう少しおさめる感じにして、電池も単4電池にすればもう少し携帯感が出てくると思いますが、家でカチカチやる分にはこれで十分です。
 あとは、ATtiny-85の抜き差し部分は丸ピンのソケットを使いましたが、ちょっと硬いなあ、という感じで、ATtiny-85の抜き差しは少し慎重にやる感じです。

 ATtiny-85への書き込みは、Arduino Unoを書込装置にしてATtiny-85へ書き込んでいます。

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 5歳のこどもの手だと、タクトスイッチでの十字キーは操作しづらいかな、という感じでした。そもそも十字キー的なあれを操作したことがあるから4つ上下左右に並べたタクトスイッチもあまり苦労せず動かせるのかもしれません。